モアイ像と日本の深い関係
チリ・イースター島にあるモアイ像。
多くの方がご存じかと思いますが、イースター島はどこにあるかご存じですか?
ここです↓
日本のほぼ真裏に位置する小さな島です。
モアイ像は宮崎県の日南海岸や、宮城県の南三陸などにもあって(渋谷にあるのは違います)
日本でも見ることができますがなぜこんなところに…と思いますが、実は深いつながりがあるのです。
わたしの大好きな番組「世界ふしぎ発見!」で放送されとても感動したのでご紹介したいと思います。
1960年、チリを襲ったチリ地震。
その地震により、モアイ像も大きな被害を受けます。
それから長い間修復されずにガレキに埋もれてしまっていたモアイ像。
なんとあの世界ふしぎ発見での黒柳徹子さんの発言で、修復プロジェクトが立ち上げられたのです!
そして石像の修復に関わったのが、奈良の石工の佐野勝司さんというお方。
この方は高松塚古墳や石舞台の修復などにも関わっていらっしゃるすごい方です。
ただ修復するだけでなく、技術の伝承はもちろん、現地の方がその文化を継承できるように、
未来につなげられるようにとの想いも伝え、現地の方もその想いをしっかり受け止め、今も佐野さんに感謝しているそうです。
そして南三陸のモアイ像。
こちらはチリ地震で発生した津波によって大きな被害を受けた南三陸。
30十年後、当時の駐日チリ大使が南三陸を訪れ、チリと南三陸の友好と防災のシンボルにとモアイ像を贈られたそうです。
しかし2011年の東日本大震災でこのモアイ像は破損してしまいました。
それを知ったチリ、イースター島の方々が南三陸の復興を願い、
通常持ち出すことの許されないイースター島の石でモアイ像を作って
2012年に再度モアイを贈ってくれたそうです。
心温まるエピソードですよね。
あくまで地球儀は世界に興味を持つきっかけにすぎません。
遠い国でも日本と深いつながりがあるということを頭の片隅に置きながら
地球儀を眺めていただけたら嬉しいなと思います。