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折り紙が宇宙へ?

今や世界に広がる日本の文化「折り紙」。

小さいころによく折り紙で遊んでいた、というかたも多いのではないでしょうか。

そんな折り紙が宇宙でも実用化されているというのをご存じですか?

 

その代表がミウラ折り。

ミウラ折りとは、東京大学の三浦公亮先生が考案した、小さな力で大きく開く折りの技術のことです。

地図などでも使用され、コンパクトに折りたたむことができ、

見たいときにはパット開き、また折りたたむことができるという

とても優れた折り方です。

ミウラ折りは1994年に打ち上げられた「宇宙実験・観測フライヤ」で

太陽光パネルの開閉に採用され、見事に成功しました。

 

そしてこのミウラ折り、驚くことに2005年にハーバード大学の研究チームによって

蝶の羽化前の羽など、自然界にも「ミウラ折り」が存在することが突き止められました。

セイヨウシデの若葉など、木の葉などが、芽の状態の時には

ミウラ折り状に折りたたまれているそうです。

自然界でも少ないエネルギーで効率よく開ける形が

ミウラ折りと同じ構造なのではないか、と考えられています。

 

三浦公亮先生は宇宙構造工学の研究の上でミウラ折りを開発されましたが

それが自然界にも存在していた、というのがすごいですよね。

 

遊びの文化から、実用化へ。

日本の折り紙はまだまだ世界、宇宙で活躍しそうですね!