七夕って一体何の日?
2022.06.28
もうすぐ7月7日の七夕ですね。
「何の日?」とお子さまに聞かれて説明できますか?
わたしは自信がない・・・と思ったのでちょっと調べてみました!
まずは中国で生まれた七夕伝説から。
織姫はこと座のベガ、彦星はわし座のアルタイル。
もともと働き者だった二人が夫婦となり、新婚生活にうつつを抜かして働くなったことで
神様が怒り、二人を引き離したところ今度は悲しみに明け暮れるばかりで働かなくなったので
仕事頑張るなら年に一度会わせてあげるよ、というのが七夕伝説(ざっくり)です。
恋愛モノではなくちゃんと働かなくちゃだめよ、というお話なんですね。
そして中国で機織りの名手だった織姫にあやかり、機織りなどの技芸の上達を願い
巧みになるように乞う祭り(奠)という意味の「乞巧奠(きっこうでん)」が中国で催されるようになりました。
一方、日本では。
日本の神事であった「棚機(たなばた)」。
「棚機つ女」が神様を迎えるために水辺に設けた機屋に入り、
棚機(たなばた)と呼ばれる機織り機で神様に捧げる神御衣(かんみそ)を織りあげ棚に供え
紙を迎えて秋の方策を祈ったり人々の穢れを祓ったりするものでした。
仏教が伝わるとお盆を迎える行事として7月7日に行われるようになったそうです。
この中国から伝わった七夕伝説、乞巧奠、日本の棚機が合わさり「七夕」を「たなばた」と読むようになりました。
七夕は中国から伝わったもの、と思い込んでいましたが日本の神事とのかけ合わせだったんですね。
他にも調べていると「ほう」ということがたくさんあったのですがそれはまた次回にでも。
いつもは梅雨時期の七夕。
既に梅雨明けしている今年は織姫と彦星は出会えるのでしょうか。
前の記事
地球儀は地図より優れている?
次の記事
地球儀の素材で何が違うの?