梅雨はどうして「つゆ」?
2022.06.17
この時期にちょっと得意げに話せる豆知識を。
どうして「梅雨」は「つゆ」と読むんだろう・・・?と疑問に思ったことはありませんか?
調べてみたところ、
今から1200年ほど前、中国の唐の時代の文献にすでに「梅雨」という表現が見られたとのこと。
「梅の実が成る時期に始まる雨」という意味だそうです(諸説あり)。
そんな大昔から中国でも夏前に雨が続く時期があったということが驚きですね。
「梅雨」は中国語の発音だと「méiyǔ」なので、「つゆ」の音とはちょっと違います。
さて、日本では「つゆけし」という表現が平安時代にありました。
これは「露」からきた表現でじめじめしている状態を表す言葉だそうです。
これと中国から伝わった「梅雨」が合わさって、「梅雨」を「つゆ」と読むようになったそうですよ。
梅の実が熟して潰れる時期であるため「潰ゆ(つゆ)」を連想した、という説もあるようです。
毎日のように雨が続くとついつい鬱陶しいと思ってしまいますが、梅にとっては恵みの雨。
ちなみに英語だとrainy season。味気ない・・・
雨が多い時期に名前を付けて季節の移り変わりを表現しているところが素敵ですよね。
ぜひご家族やご友人に話してみてください!
前の記事
虹の色数は何色?
次の記事
実は日本生まれの〇〇〇〇