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奥が深い雑煮の世界

クリスマスが終わるとあっという間に年末。

お正月の準備に忙しいかたも多いのでは。

 

お正月といえばおせち。

そしておせちに欠かせないのがお雑煮。

お雑煮は沖縄以外の46都道府県で食べる文化があるそうです。

それだけ日本になじみあるお雑煮ですが、なぜお正月に食べるのでしょうか?

ちょっと調べてみました!

 

お雑煮を食べる文化は、さかのぼること平安時代からと言われているそうです。

餅は農耕民族である日本人にとって、「ハレの日」に食べるおめでたい食べ物でした。

そもそもお正月とは、豊作の守り神、祖霊と考えられている

年神様(としがみさま)を我が家にお迎えして祝う、大切な行事。

その年神様をお迎えするために、前年に収穫したお米から作った餅をお供えし、

そのお下がりのお餅と里芋、にんじん、大根などを

その年の最初に井戸や川から汲んだ若水(わかみず)と

新年初めての火で時間をかけて煮込み、元日に食べたのが始まりだと言われています。

 

室町地代には、宴の最初に食べる縁起の良い料理としてお雑煮がふるまわれており、

時代に合わせて日本の文化に少しずつ浸透していることがわかります。

 

昔の人は、お雑煮を食べる際、旧年の農作物の収穫が無事であったことに感謝し、

新年の豊作や家内安全を祈っていました。

このようにして、お雑煮は正月に欠かせない料理となり

農耕民族である日本の文化に、深く根付いていったのです。

 

お正月に奈良の祖父母の家に行くと、

元日は白味噌、2日はすまし汁のお雑煮が出ていました。

皆さんのお雑煮はどんなお雑煮ですか?

由来を知っていると、よりありがたくいただけますね。